生理前は人に言われた小さなことに傷ついたり、いつもならどうでもいいと思えることにイライラしたり。感情の波が激しくてつらいですよね。
でも生理前に情緒不安定になるのは、PMSの症状の一つです。
いろんなことがとにかく気になったりそれに過剰に反応してしまうのは、自分ではどうしようもないことなんですよ。
今回は、生理前に情緒不安定になってしまったときに心を軽くする対処法を紹介します。
目次
生理前に情緒不安定になるのは仕方がないこと
生理前に情緒不安定になってしまうのは仕方がないんです。
生理前というのは、生理に向けて体が準備しているとき。ホルモンのバランスが変化しているときなのですが、ホルモンの急激な増減に体も心もついていけず、心が不安定になってしまうんです。
ホルモンバランスの変化で心のバランスが崩れてしまうと、いつものような「気持ちの持ちようで乗り切る!」が通用しないんですよね。
じゃぁ対処できないから我慢するしかないのか…というと、それも良くないんです。PMSでイライラしたり落ち込んだりするのを無理に我慢しようとするとストレスになり、さらにPMSの症状を悪化させてしまうんですよ…。
まずは情緒不安定になっても、ホルモンバランスのせいだから仕方がないと思うこと。絶対に自分を責めたりしないでほしいです。
そして、なるべくストレスを溜めないように、心に負担がかからないようにすることが大切です。
PMSのときに心を軽くする対処法
- 一人の時間を楽しむ
- 涙が出そうなときは我慢せずに泣く
- アロマの香りを嗅ぐ
どれもイライラしたり落ち込みがちなPMSを乗り切るのに有効です。私も今でもたまに情緒不安定でツライー…となったときにはすぐにやっています。
1.一人の時間を楽しむ
ほんの1時間でもいいので一人の時間を作りましょう。
PMSのときに人と一緒にいると、いつもよりいろいろなことが気になるものです。人の言葉や態度に傷ついたり、自分がひどいことを言って人を傷つけてしまったり。
仕事や家庭や学校があると、誰かと過ごす時間は必ずあります。その中で、人と一緒にいること自体がストレスになってしまうんですよね。
そういったときに、1時間だけでも一人の時間を楽しむことが気分転換になるんです。いつもより人と距離を置くことで、小さなことに傷つくこともありませんよ。
一人でゆったりとティータイムにするのもいいし、趣味に没頭するのもいいですね!
一人の時間は誰にも縛られません。自分中心の時間です。自分のことだけを考えられるので、ストレスがかからず心が軽くなりますよ。
傷つきやすく傷つけやすいPMS期だからこそ、一人の時間を楽しく過ごすことで心のガス抜きをしましょう。
2.涙が出そうなときは我慢せずに泣く
涙が出そうなときは、我慢せずに泣きましょう。
PMSのときは普段なら流せることにも落ち込んだり、自分のダメな部分がたくさん見えたりします。考え始めると涙が止まらなくなることありますよね。
実は、泣きたいときは我慢せずに泣いたほうがいいんです。
「泣いたらスッキリした」という経験はありませんか?
感動したときや悲しいときなど、感情の高ぶりから涙が流れるとストレスが軽減されるんですよ。
これは脳から分泌されるホルモンのうち、コルチゾールなどのストレス物質が涙と一緒に流れ出るからなんです。つまり感情から出る涙には、ストレスの原因になる物質を体外に出す役割があるんですね。
また、涙にはストレスによる苦痛を和らげるエンドルフィンに似た物質も含まれています。エンドルフィンは脳内モルヒネと言われており、涙を流すことでストレスによる心の苦痛を和らげてくれるんですよ。
とはいえ、仕事中のオフィスやカフェで突然泣き出したら、周りをびっくりさせてしまいます。もしも仕事中に涙が溢れそうになったら、トイレや更衣室でこっそりと少しだけ。
一人のときや信頼できる友人・パートナーと一緒にいるときであれば、我慢せずに思いっきり泣いてみてはいかがでしょうか。
3.アロマの香りでリラックスする
アロマの香りでリラックスしましょう。
PMSのときはホルモンバランスの変化によって、自律神経のバランスが崩れてしまうことが多いです、
自律神経は体内の環境を整えています。日中活動しているときに優位になる交感神経と、リラックスしているときに優位になる副交感神経。この2つが自律神経なのですが、人間はこの2つをうまく切り替えることによって自律神経のバランスをとっています。
でもPMSのときは自律神経のバランスが崩れてしまい、体も心も交感神経優位(緊張状態)が続くことが多いです。
つまり緊張状態をうまくスイッチオフできずにリラックスできないんです。そのため、PMSがくるといつもより疲れてしまいます。
自律神経は自分でコントロールすることはできませんが、アロマの香りは効果的です。香りを脳に届けることによって、緊張している心をスイッチオフさせてくれるんです。
リラックスしたいなら、香りはクラリセージ、ゼラニウム、ローズなどがおすすめ。
アロマランプがなくても大丈夫です。ティッシュに5滴ほど含ませたり、湯舟に2~3滴落としたりすることで、簡単にアロマの香りを楽しめますよ。
PMSに振り回されないために普段からできること
PMSのときに情緒不安定になって振り回されないために、普段からできることもあります。それは、サプリを飲むこととヨガなどの軽い運動をすること。
サプリを飲む
忙しい毎日の中で、食事を簡単に済ませていませんか?
栄養バランスを考えて食事をするのって難しいですよね。3食しっかり食べていても、ビタミンやカルシウムなどの必要な栄養素って普段の食生活では不足しがちなんですよ。
必要な栄養素が不足すると、疲れやすくなったり良質な睡眠がとれなくなったり…体を元気にする・休ませるための材料が足りないので、体に負担がかかります。
サプリで必要な栄養素を充分に摂ることは、毎日イキイキと健康的に過ごせたり肌や髪の老化防止にもつながるんです。
効果を期待できるのは普段の生活だけではありません。サプリで必要な栄養素を補うことによって、PMSの症状を緩和することができますよ。
サプリはチェストツリーが含まれたものを選びましょう。チェストツリーはホルモンバランスを整える手助けをしてくれるため、PMSで悩む女性にはぴったりの成分です。
1日に1錠だけ飲むタイプのものが多いので、簡単に続けられるのもいいですね。
軽い運動をする
肩こりだったり、むくみやすかったり、重ね着をしても手先や足先が冷えたままだったり…そういった経験はないでしょうか?冷え性で血の巡りがうまくいってないのが原因ですね。
冷え性は体のいろいろな機能に良くない影響を与えますが、PMSの症状を悪化させる原因の一つでもあるんです。
運動をすることで血行が良くなり、冷え性が解消されます。冷え性が解消されれば、PMS症状の緩和につながりますよ。
でも大人になると、運動する機会って少なくなりますよね。私も、スポーツもジム通いも全くしてなくて冷え性がひどくなったなぁという自覚があります…。
運動していないと筋力が下がってしまいます。筋力の低下によって体温が維持しづらくなって血行も悪くなるので、余計に体が冷えやすくなってしまうんです。
運動をすることで血行が良くなり、冷え性も解消できます。基礎体力も上がるので、PMSのときに疲れやすくなるという症状の緩和にもつながりますよ。
運動はヨガや水泳、ジョギングなどの有酸素運動がおすすめですが、私はヨガが続けやすかったです。
ヨガのいいところは、体力がなくてもできて始めやすいところ。
ゆっくりとした動きでもじんわりと汗をかけることもあり、終わった後はすっきりして気持ちいいです。
頑張って水泳やジョギングをしたこともあるのですが、100m泳ぐのも1km走るのもしんどくて…。すぐに息が上がってしんどいので続かなかったんですよね。
生理前や生理中で体がしんどいときや気分が乗らなければ、運動はお休みしてOKです。「できるときだけする」ぐらいのゆるい方が、ストレスも溜まらなくて続けやすいと思います。
生理前はストレスを溜めずに心を軽くしてあげよう
一人の時間を楽しむ
涙が出そうなときは我慢せずに泣く
アロマの香りでリラックスする
普段からサプリを活用したり運動をする
生理前に情緒不安定になってしまったら、まずはホルモンバランスの変化によるものなので仕方ない!と思うようにしましょう。
その上で、一人でティータイムや趣味の時間を楽しんだり、思い切り泣いてみたり、アロマの香りでリラックスすることで心を軽くすることができます。
普段からサプリや運動で体を整えながら、PMSの心理的症状でつらいときはこの3つを試してみてくださいね。