PMSの症状記録は、症状の改善やPMS期間を快適に過ごすためにとても有効です。
でもPMSの間はただでさえしんどいし、いろんなことが面倒に感じますよね。
そんなときに細々と記録をつけるのって難しいものです。数日でぱたりと続かなくなってしまったり…。
今回は、PMSの症状記録が楽に続けられる方法を紹介します。
目次
PMSの症状を記録するべき理由3つ
- PMSの症状を早く軽減できる
- PMSの準備ができる
- 1日ごとに気持ちをリセットできる
1.PMSの症状を早く軽減できる
PMSの症状を記録することで、症状を早く軽減できます。
どのような症状が出るのか分かれば、その症状に合った対処法をとれるからです。
PMSの症状は精神的なものから身体的なものまでたくさんの症状がありますよね。
加えて、症状を改善するための対処法も、食事や運動、サプリメントなどいろいろな方法があります。
症状:イライラする
↓
対処法:ヨガやストレッチで気分転換する
症状:貧血
↓
対処法:鉄分を食事やサプリメントで補給する
など、症状を記録して「見える化」することで、どう対処すれば症状改善できるのかが具体的に分かります。
PMSの症状を記録することはPMS軽減の第1歩です。
2.PMSの準備ができる
PMSの症状を記録することで、PMSがきても心と体に負担がかからないよう準備できます。
症状の記録によって、自分のPMSについて把握できるようになるからです。
- 生理予定日の何日前ぐらいからPMSになるのか
- どのような症状が出るのか
症状の記録を続けていくと、自分のPMSをより深く知ることができます。
例えば、
PMSの期間は集中力が低下するから、なるべく残業したくない
↓
PMSがくる前に仕事を前倒しして進めておこう
PMSがくるととにかく疲れやすいし眠い
↓
今度の休日は家でゆっくり過ごそう
といったように、PMSの症状に合わせてスケジュールを立てられますよね。
PMSになる日にちがほぼ分かっているだけで、急にPMSに気付くより気持ちにゆとりが持てるんです。
症状記録に使う時間は1分、それだけでPMSに向けて準備もできます。
PMSの自分が快適に過ごせるよう、症状記録をつけてみましょう。
3.1日ごとに気持ちをリセットできる
PMSの症状を記録することで、1日ごとに気持ちをリセットできます。
“今日の自分”に一旦区切りをつけられるからです。
1日の終わりに症状記録をつけた時点で、“今日の自分”を一旦終わらせるイメージ。
イライラとした気持ちを抱えたまま1日を終えると、どうしても次の日にも同じ気持ちを引きずりやすいです。
しかし、「今日はイライラしていた」と振り返って記録すれば、“今日の自分”と“明日の自分”の間で1度気持ちがリセットされます。
1日の終わりに記録や日記を通して自分の状態を振り返るのって、実はとても効果的なんです。
まずは簡単な症状記録から始めてみましょう。
1分でできる!症状記録のやり方
【記録表】
準備するものは2つだけ。
- ノート
- ペン
ノートは持ち歩かないので、どんな大きさのものでもOKです。
おすすめは方眼タイプ。
線を引かなくも使えるので記録の手軽さはダントツです。
ノートもペンも気に入ったものを使えば、PMSで憂うつな日もノートを開くのが楽しみになります。
- 記号化する
- よく起きる症状は毎月同じ順に記録する
- すぐ取り出せる場所に置く
記録を楽に続けられる3つのポイントについて説明していきます♪
1.記号化する
症状があれば“○”というように、言葉ではなく記号で記録しましょう。
文章で記録しようとするとどうしても「何を書こうかな…」と悩んでしまいますが、○をつけるだけなら記録も簡単。
PMSでしんどいときでも短時間で終わりますね。
記号は症状のつらさの程度によって、2~3段階で記録するのがベスト。
それより増やすと選択肢が多くなって迷ってしまいます。
2.よく起きる症状は毎月同じ順に記録する
毎月必ず起きる症状ってありますよね。
記録に慣れてきたら、必ず起きる症状はできるだけ毎月同じ順に記録しましょう。
同じ症状順で記録を続けることで、「記録」という作業を習慣化しやすいです。
毎日同じ順番で症状について振り返ることを繰り返すため、ルーティーン化されやすいんですね。
症状が同じ順番で並んでいると、あとで数か月分の症状記録を見返したくなったときにも見やすいのもメリットです。
3.すぐ取り出せる場所に置く
- イスに座ったまま手の届く場所
- ベッドのサイドテーブル
など、書こうとしたときにすぐ取り出せる場所にノートを置いておきましょう。
棚や引き出しにしまい込んで出すのが面倒な場所に置いてしまうと、まず取り出すのが億劫になって習慣化しません。
座ったときや眠る前に目に付きやすい場所に置いておくと、視界に入って記録を思い出すのでさらに良いです。
おわりに:症状記録を始めてみよう
PMSの症状記録は、PMS改善のためには不可欠です。
自分のPMSについて把握できればスケジュールも立てやすくなり、以前より快適に過ごせるようになります。
また、定期検診や何か病気の疑いがあるときなどに婦人科を受診するときにも、症状記録を持って行けばスムーズにあなたの状態を医師に伝えられますよね。
今回紹介した記録方法なら毎日1分、“自分の状態”を振り返るだけ。
今日から始めてみましょう。