冷え性って少し体を温めたぐらいでは改善しないし、つらいですよね。
冬は暖房をつけても手先や足先は冷たいままだったり、夏も冷房の効いた会社や電車で体が冷たくなってしまったり…。
そんなやっかいな冷え性はPMSの症状を悪化させる原因のひとつ。
冷え性を放っておくと、PMSが改善しないどころか悪化してしまうんです。
血の巡りが悪くなって栄養が行き渡りにくくなるので、PMSを抜きにしても体に悪影響ですよね。
今回は冷え性の原因チェックと簡単な5つの冷え対策を紹介します。
私も頑固な冷え性持ちでしたが、今は手先や足先が冷たいと感じることがなくなりました。
目次
PMSと冷え性の関係
PMSと冷え性には深い関係があります。
PMSの症状を悪化させてしまう原因の1つが冷え性。
冷え性は血管が収縮して血の巡りが悪くなっている状態で、自律神経の乱れにもつながります。
血の巡りが悪くなると体のあちこちに栄養分が行き渡りにくくなり、肌のターンオーバーや内臓の動きが悪くなります。
また、自律神経が乱れることで血管障害が起き、さらに血の巡りが悪くなるため、冷え性がひどくなりやすいです。冷え性になってしまうと、すぐに改善できないのはこれが理由なんです。
生理前はさまざまな症状がつらいですよね。
- ニキビができやすい
- 肌荒れがなかなか治りにくい
- 顔色がくすむ
- 疲れやすくて体がだるい
- 貧血で体がふわふわする
このようなPMSの症状は、冷え性で血の巡りが悪くなると悪化しやすいです。
例えば、
ニキビができると肌が「ツルツルな肌に戻るための栄養がほしいよー」と、体にSOSを出す。
↓でも…
冷え性だと血の巡りが悪いため、ツルツルな肌に必要な栄養分をすぐには肌に届けられない。
↓
栄養分が届かないので、できたニキビは治りにくい・新しいニキビができる。
生理前でもツルツル肌でいたいし、疲れで何もできない状態が続くのは憂うつですよね。
冷え性が改善できれば、体のすみずみまで必要な栄養分をすぐに届けることができます。
さきほど挙げたようなPMSの症状も出にくくなり、もし症状が出ても悪化しにくくなるんです。
いくつ当てはまる?「冷え性の原因」チェック
冷え性の原因としてよく挙げられるのは、
- 夏は薄着 : クーラーの効いた場所では体が冷えやすい
- 運動はあまりしない : 筋肉(体温を維持するために重要)が少ない
- 冷たい飲み物が好き : 内臓が冷えやすい
- コーヒーをよく飲む : 体を冷やす
- 服や下着を脱ぐと跡が残っている : 締め付けによって血流が悪くなる
いくつ当てはまりましたか?
冷え性そのものが体に悪く、冷え性はPMSを悪化させる大きな原因。
体を冷やさないように対策することが大切です。
- 夏は薄着 → クーラー対策でカーディガンを持ち歩く
- 運動はあまりしない → ストレッチやヨガをする
- 冷たい飲み物が好き → 夏も朝夜は温かいものを飲む
- コーヒーをよく飲む → 毎日はやめて、紅茶とかココアでティータイム
- 服や下着を脱ぐと跡が残っている → 家ではゆるい服・下着で過ごす
体が温まって血流がよくなると、体のすみずみまで栄養素が行き渡ります。
必要な栄養素が行き渡れば、生理前の肌荒れもなくなりますし、顔色が良くなったり疲れにくくなったり…体が元気になるのでPMSの症状も出にくくなるんです。
だから、あなたがもしも今、上の「冷え性の原因」チェックで全部当てはまっても大丈夫。
冷え性は対策してすぐに改善するものではありませんが、根気強く続けていれば必ず改善します。
温活しよう!冷え性改善のための5つの対策
体を温める食材や食事をとる
体を温める食材を毎日の食事に取り入れてみましょう。
生姜や根菜、肉などが体を温めてくれる食材です。
特に肉はタンパク質が豊富。
タンパク質は筋肉を作るために重要な栄養素で、筋肉は「体温を維持する」という大切な役割を持っています。
もしも今ダイエット中で肉少なめの食事をしてるなら、タンパク質不足で筋肉が付きにくくなっているかもしれません。
人参やごぼう、大根などの根菜も体を温めてくれます。
たくさん根菜も食べられて肉も入ってるおすすめの食べ物、、それは「豚汁」!
私はいつも根菜を豚汁用に切って冷凍保存しています。豚汁作るときは豚肉と冷凍したままの根菜をお鍋へ。毎回手間なしですぐ作れるのでよく食べてます♪
生姜はチューブや粉末でもOK。
紅茶やココアといった飲み物に入れて飲めば、すぐに体がぽかぽかします。
体温の低い朝に飲めば体温が早く上がって体が目覚め、夜寝る前に飲めば体が温まることでリラックスしてぐっすり眠れます。
湯舟につかる
湯舟につかると、体の芯までぽかぽかと温まりますよね。
寒い冬は湯舟につかる女性も多いと思いますが、夏も時間があれば湯舟につかりましょう。
日中クーラーの効いた部屋や電車で過ごしていると、夏でも気づかないうちに体は冷えています。
クーラーの効いた場所から出てしばらくしても、肌を触って冷たければ体が冷えている証拠。
お腹を触って冷たければ内臓まで冷えているので、湯舟でしっかり体を温めた方がいいです。
好きな入浴剤を入れてのんびりすればリラックス効果も大きいです。
1日のストレスや緊張で凝り固まった体と心を、お風呂でほぐしてあげましょう。
お風呂をシャワーだけで済ませた日は、お風呂上りに温かい飲みものを。
冷たい飲み物は体を冷やしてしまい睡眠にも影響するのでNG。
生姜入り紅茶や白湯など、温かい飲みもので内臓を温めてからベッドに入りましょう。
調整できる服装をする
夏は屋内に入るとクーラーが効いている場所が多いので、外は暑くて建物に入ると寒い…みたいなこともよくありますよね。
寒暖差が激しいと、体もついていくのが大変です。
建物の外と中を出入りしていたら、体がだるくてしんどく感じることはないですか?
それは寒暖差によって、血管の拡張(暑いとき)・収縮(寒いとき)が頻繁に繰り返されるから。
体が寒暖差についていくために、脳がたくさん指令を出して体力をたくさん使ってしまうんです。
カーディガンやストールなど、羽織るものをカバンや会社のロッカーに入れておきましょう。
1枚羽織るだけでもクーラーの効いた屋内でも体が感じる寒暖差がゆるやかになります。
冷えも体のだるさも防げますよ。
私はカーディガンを持ち歩いて、会社では夏もひざ掛けを使っています。ひざ掛けは小さく畳んでお腹の上に乗せるだけで、お腹の冷えがかなりマシです。
冬も、屋内で過ごす時間が長いなら、カーディガンやストールなど羽織るもので服装を調整する方がいいです。
夏とは逆に、冬は屋内に入ると暖房が効いている場所が多いですよね。
中に着込んでしまうと、簡単に脱ぐことができません。
脱いだり着たりするために、いちいち更衣室やトイレに行くのも面倒で、結局暑いのを我慢して着たままになってしまいがちです。
すると、暖房が効いている温かい屋内でもすぐに脱ぐことができずに汗をかいてしまい、その汗で体が冷えてしまいます。
また、汗のニオイや、暑さでせっかくの化粧がヨレてしまうのも気になるところです…。
夏も冬も、カーディガンなど簡単に羽織れるもので、服装を調整できるようにしておきましょう。
運動する(軽いものでOK)
運動をして筋肉を増やしましょう。
筋肉は体を冷えから守ってくれる最高の鎧です!
筋肉は、寒いときでも体温を維持してくれるという重要な役割を持っています。
逆に筋肉が少ないと、体温を維持できずに体の熱がどんどん発散されてしまい、体が冷えやすくなってしまうんです。
女性は男性に比べて筋肉が少なく、女性に冷え性が多いのは筋肉量の少なさが大きな理由です。
運動といっても軽めでOK。
走ったり泳いだりジムに通ったり…といったハードワークを頑張らないと筋肉はつかないと思っていませんか?
たしかに、そういったハードワークの方が早く筋肉がつきます。
でも、いきなりハードワークとなると、しんどさが苦痛になってしまって続けられないことも多いです。慣れるまでにやめてしまうんですよね…。
実はストレッチやヨガ、自重筋トレなどの軽めの運動をコツコツ続けるだけでも筋肉はつきます。
家でもどこでも、思い立ったときに気軽にできるので続けやすいこともおすすめポイント。
ゆったりと体を動かすことで、体がほぐれて血流も良くなります。
ちょっと体を動かすだけでリフレッシュできます。
【おまけ】オフィスで使いたい冷え対策グッズ3つ
あなたのオフィスは過ごしやすい温度ですか?
私の職場は、上司が暑がりなので夏はキンキンに冷えてて、冬は暖房控えめでヒヤ~っとしてます。冷え対策グッズで夏も冬も乗り切ってます…!
手首用・足首用ウォーマー
「体の中で、“首”とつく場所を温めるといい」って聞いたことはありませんか?
“首”とつく場所というのは、首・手首・足首のことです。
この3つの首には皮膚のすぐ下に大きな血管が通ってます。うっすら血管が透けて見えるのが分かりますよね。
この大きな血管を温めると、全身が効率よく温まるんです。
首はハイネックのセーターを着たり、マフラーやストールを巻いて温めることが多いですが、手首・足首はどうでしょうか?
手首・足首から冷えやすいので、手首用・足首用ウォーマーをつけて冷え予防しましょう。
クーラーの冷たい風が直接当たることもなくなるのでつけるだけで全然違います。
手首用・足首用ウォーマーを選ぶときは、締め付けのゆるいものにしてくださいね。
ゴムがきついものだと血流を止めてしまうため、手先・足先まで血液が循環しなくなります。
血流が悪くなると冷え性が悪化するので、必ずゆるゆるのものを選びましょう。
充電式カイロ
使い捨てカイロでもいいのですが、夏でも使いやすいのが充電式カイロ。
夏にカイロ?と思われるかもしれませんが、カイロは冬だけではなく夏にも大活躍するんですよ。
私は、クーラーで手や腕など肌表面が冷たいときに当てたり、お腹に置いて内臓が冷えるのを予防するのに使ってます。
充電式カイロは、当てたところが温まったらスイッチオフすればいいのでかなり使い勝手がいいです。
寒いと感じたらスイッチ入れて、温まったらスイッチ切って…と、夏は何度もスイッチを入れたり切ったりしています。
使い捨てカイロだと使ってないときも熱いままで、1日中使わなくても捨てるしかないですよね。
夏はクーラーが寒いときだけ使いたいので、使い捨てだともったいないんです。
充電式カイロはUSB充電です。会社でもデスクの上ですぐに充電できます。
会社に置きっぱなしにしていて、冬も重宝してます。
足元ヒーター
冷え性だと、暖房がついてても足先だけがいつまで経っても温まらなくないですか?
下半身は冷たいのに顔だけが熱くなる…といった冷えのぼせもつらいですよね。
そんなときは足元ヒーターを置くと、足先からすぐに温まります。
足先→下半身→全身の順で温まるので、暖房でのぼせることもなくなります。
机の下に置くので、通路の邪魔になったり目立ったりすることもありません。他の人に気を遣わず使えるのがいいですよね。
ただ、職場のコンセントを自分用に1つ挿しっぱなしにすることになるので、気になるなら周囲に一声かけておくと安心です。
コンセントを1つ専有してしまうことと一緒に、「冷え性がつらくて、暖房だけだと冷えのぼせで気分が悪くなる」ということを伝えておけば、たいていの人は了承してくれると思います。経験上。(よっぽど光熱費に厳しい会社か同僚が意地悪でなければ…)
足元から全身が温まることで、全身の血流も良くなります。
デスクワークでなりやすい首こりや肩こりは血流の滞りが原因。
足元ヒーターで全身が温まれば、首こり・肩こりの改善にもつながります。
冷え性改善はPMS改善への第一歩
冷え性はPMS悪化の原因のひとつ
まずは今の生活で冷え性の原因になっていることを取り除こう
5つの冷え対策で温活を始めよう
過ごす時間の長いオフィスでも冷え対策は大切
冷え性というと寒い冬のイメージがありますが、冷え対策が必要なのは冬だけではありません。
寒くない夏も冷房や冷たい飲み物などで体が冷えやすいです。
温活をして冷え性が改善されれば、PMS症状が軽くなることはよくあります。
寒暖差に体が強くなるので、夏バテや疲れやすさがなくなるのも嬉しいですよね。