ヨガはゆるやかな動きのため、誰でも始めやすく続けやすい運動です。
ゆっくりと深呼吸しながら体を動かすと、体がぽかぽかしてスッキリします。
ヨガは自律神経を整えたり冷え性改善につながるなど、PMS対策としてとても効果的。
今回は「ヨガがPMSにもたらすメリット」と「初心者でも続けやすいヨガの始め方」について紹介します。
新陳代謝も良くなるので肌に透明感が出たり太りにくくなったり、美容面でもプラスなことがいっぱいです。
初心者向けの簡単なポーズから、シェイプアップやリラックスなど目的別にいろんなポーズがあるので長く楽しめますよ♪
目次
ヨガがPMSにもたらす5つのメリット
- イライラや不安感がやわらぐ
- 冷え性改善につながる
- 疲れにくくなる
- よく眠れるようになる
- 太りにくく痩せやすくなる
ヨガは健康維持にも美容にもいいですが、PMSにもたらすメリットもいっぱいあります。
その中から5つ選んで詳しく紹介していきます。
1.イライラや不安感がやわらぐ
イライラしたり不安になったり…、心がマイナス方向へ傾くのをやわらげてくれます。
ヨガのゆったりとした呼吸法(腹式呼吸)で自律神経が整って、心の動きが安定するからです。
自律神経を調節している「視床下部」という場所は、女性ホルモンの分泌の指令を出す場所でもあります。
つまり、自律神経と女性ホルモンの分泌は“同じ場所”で“お互いに”影響し合っているんです。
自律神経が乱れれば女性ホルモンの分泌量も乱れ、逆に、女性ホルモンのバランスが崩れれば自律神経のバランスも崩れます。
自律神経が整えば女性ホルモンの分泌量も乱れにくいです。
すると、これまでPMSになると情緒不安定になっていた心もコントロールしやすくなります。
また、「体を動かすこと」自体がストレス解消法の1つです。
少しの時間でもヨガで体をゆっくり伸ばすだけですっきりするため、気分転換としてもおすすめです。
内臓の働きや体温、代謝などをコントロールしている神経のこと。「交感神経」と「副交感神経」の2種類が入れ替わりながら、24時間体制で体の機能をコントロールし続けている。
交感神経:活動中に活発になる
副交感神経:リラックス中に活発になる
2.冷え性改善につながる
PMSの女性に多い冷え性も、ヨガで体を動かすことで少しずつ改善していきます。
というのも、運動は1番の温活。
血流が良くなって筋肉もつくため、「冷えにくい体」になります。
特に、手足の先が年中冷たいようなガンコな末端冷え性タイプも、ヨガは体全体の血液の流れが活発になるのでおすすめ。
ヨガをしている最中も体がぽかぽかしますが、続けるうちに手先の冷えも緩和されていきます。
また、筋肉には体の体温を保持する役割がありますが、年齢とともに筋肉は減少していくもの。
女性は男性に比べて元々の筋肉量が少なく、さらに運動する機会がなければ減少スピードも速くなります。
ですが、筋肉量を上げようと思っても、ランニングや筋トレなどの負荷が強い運動は、意志も強くなければなかなか続けられませんよね。
PMSや生理で体調がすぐれないときは特に、負荷の強い運動すると体に負担もかかります。
冷え性は1日2日で改善できるものではないので、温活をこつこつ続けることが何よりも大切。
ヨガであれば無理のない動き・運動量で行えるため、初心者でも冷え性が改善するまで続けやすいです。
3.疲れにくくなる
ヨガをすると「冷えにくい体」に加えて、「疲れにくい体」にもなります。
ヨガで血流が良くなり筋肉量が上がると、体の持久力が上がるからです。
普段、体のそれぞれの部位に必要な栄養は、血液に乗って体のすみずみまで届けられています。
また、筋肉は「体を動かし続ける」「負荷をかける」といった、体を動かすエネルギーに直接関わるもの。
栄養 = 体を動かす材料
筋肉 = 体を動かす機械
しかし、慢性的な冷えによって血管が収縮しっぱなしだと、血液が体のすみずみまで流れません。
栄養が行き渡ってない状態で臓器が働き続けることになるため、疲れやすさや体の不調につながります。
また、加齢や運動不足によって筋肉量が減ると、少し動いただけでもエネルギー切れを起こしやすくなります。
血行が良くなり筋肉量が上がれば、体を動かす“材料”も“機械”も良い状態になるので、持久力が上がります。
つまり、疲れにくい体になります。
そのためには運動が必要ですが、ヨガのように負荷の軽い運動の方が続けやすいです。
ゆっくりと体を伸ばすためケガもしにくく、普段運動しない女性でもストレスなく続けられます。
4.よく眠れるようになる
ヨガをした夜はぐっすりと眠れるようになります。
これは、
- 睡眠中に体を動かした疲労感を回復しようとする
- 体と心の緊張がほぐれてリラックスしたまま眠れる
が理由です。
PMS期間は「とても眠くなる」「眠れなくなる」など、睡眠の質が下がりやすいです。
しかし、体を動かして適度な疲労感を得ることで、体が疲労を睡眠中に回復しようとします。
そのため、入眠(寝付き)も早くなり眠りが深くなります。
どんな運動でも疲労感は得られるのでOKですが、ヨガのいいところは疲労感がちょうどいいこと。
動きが激しくないため、翌日に疲れが残りません。
ヨガを終えた後は体がすっきりと軽くなり、眠れば回復できる程度の疲労感だけが得られます。
また、体を伸ばせるところまで伸ばすことで、肩や背中などのコリがやわらぎます。
PMSの期間は体に力が入ってコリやすく、心も情緒不安定になりやすくなるため、体も心も緊張した状態が続きやすいです。
深くゆっくりと呼吸しながら体を伸ばせば、体も心もリラックスした状態で眠りにつけます。
5.太りにくく痩せやすい体になる
ヨガを続けていると、太りにくく痩せやすい体になります。
新陳代謝が良くなるからです。
血行が良くなり筋肉がつくと、体内にあるいろんな臓器の働きが活発になります。
代謝スピードが上がり、摂りすぎた脂肪や糖は便と一緒にどんどん排出されていくため、体内には必要な栄養しか残りません。
しかし逆に、血行が悪く筋肉がなければ臓器の働きも鈍くなります。
すると、代謝スピードも落ち、摂りすぎた脂肪などの排出が追いつかず、体に不必要な分までどんどん吸収されてしまうんです。
代謝が良くなれば、PMSの時期に多少食べ過ぎても太りにくくなります。
また、ダイエットにおいても代謝の良さは重要ポイント。
ヨガで痩せやすい体になっているので、ダイエットもストレスを溜めずに取り組めます。
ヨガのはじめ方
1.家でヨガする
家でヨガをする場合、自分のペースでできるのがメリット。
最近はYoutubeなどにもヨガのポーズの動画があるので、手軽にできます。
ただ、ヨガはポーズやその組み合わせによって目的・効果が変わるもの。
家でヨガをする場合、自分で自分の目的に合ったポーズを調べて組み合わせなければいりません。
自分でレッスンを作るイメージです。
ただし、知識0からとなると少しハードルが高くなるので、ヨガ初心者には動画付の教本がおすすめ。
目的に沿ってすでにレッスンができあがっているので、すぐに始められます。
動画を見ながらお手本の先生と同じ動きをして、本でポーズのポイントを押さえましょう。
家ヨガは手軽ですが、デメリットはウェアやヨガマットとマットを敷くスペースが必要なこと。
ウェアはTシャツと伸縮性のあるズボンなど、動きやすい服装でOKです。
ヨガマットは必ず敷きましょう。
フローリングの上で直接ヨガをすると、体を痛めたりすべったりしてケガの元です。
▼「魔法のヨガ」は、本にある全てのポーズとYoutubeの動画が連動しています。
DVDは付きませんがネット環境さえあれば、スマホでもポーズを確認できるのが手軽です。
2.ヨガ教室に通う
ヨガ教室のメリットは、先生から直接教えてもらえるので、正しいポーズと呼吸法が最短で身につくこと。
体の柔らかさやレベルに合った効かせ方を教えてもらえるのが最大の特徴です。
家ヨガはヨガマットなどを準備しなければなりませんが、ヨガ教室ではレンタルできるところも。
LAVAのようにヨガマットが無料レンタルできて、ウェア・タオルのセットが借りられる教室なら、仕事帰りでも手ぶらでOKなので通いやすそうです。
ヨガ教室のデメリットは、月額料金がかかること。
通い放題ではなく、月4回までの会員種別を選べばいくらかお得になりますが、無理せず通える教室を選ぶのが大切です。
ただ、正しいヨガポーズと呼吸法をするのと比例して得られる効果も大きくなります。
最初はヨガ教室で自分のレベルに合わせて基本を身につける方が、自分が得たい効果を得るには効率がよく近道です。
また、「初心者向け」「リラックス」「美尻」など、目的別にたくさんレッスンがあるため、飽きずにステップアップできます。
ヨガ教室を選ぶときは、「ホットヨガができる教室」を選ぶのがポイント。
温かい部屋はヨガの効果を高めてくれます。体が早くに温まるので代謝も上がりやすく、たくさん汗をかけて気持ちいいです。
▼ホットヨガ教室のおすすめは「LAVA」。
全国に店舗も多いので通いやすく、レッスンやサポートが豊富です。
無料で1レッスン受けられます。