彼女が生理前になると、イライラしたり、急に泣いたり、やたら「疲れた」と口にしたりすることはありませんか?
ケンカが増えたり、泣いてる彼女をなだめたり、ちょっと疲れてしまうこともありますよね。
で、彼女から「生理前だから仕方がないの!!!」なんてちょっとヒステリックに言われて、さらに困惑してますかね?
女性が生理前に心身不安定になってしまう状態を、PMS(Premenstrual Syndrome)といいます。和訳すると月経前症候群。
生理前のホルモンバランスの大きな変化が原因で、心や体に不調をきたしてしまうことです。
今回はPMS(月経前症候群)について彼氏に知ってほしいこと・できることを紹介します。
お互いに気持ちよく過ごせる距離感を見つけられれば、あなたの大切な彼女ともっと仲良くなれるはずです!
目次
PMSって何?代表的な症状もチェック
PMSとはPremenstrual Syndromeの略で、日本では月経前症候群とも言われています。
生理に向けた準備で、生理前はホルモンバランスが変化する時期。
その変化が大きすぎると心や体がついていけず、イライラや不安感、疲労感などの症状につながってしまいます。
そんな症状たちをまるっと差すのがPMS(月経前症候群)です。
いつもはニコニコ楽しそうにしている彼女。なのに、生理前だけは突然人格が変わったように怒ったり泣いたりして、面食らった男性も多いと思います。
PMSは自分ではなかなかコントロールできないのが困りもので…。
PMSの症状が軽くなるように生活習慣を変えてみたり、サプリメントや薬を服用している女性もいます。
中には、セルフケアを頑張っても症状が良くならず、通院している女性もいます。
症状をチェックしてみよう
(準備中)
当てはまるものはいくつあるでしょうか?
ここに挙げているのは代表的な症状なので、これで全部ではありません。
また、症状にも症状の重さにも個人差があります。
男性がPMSをすべて理解するのは難しい
PMSのすべてを理解することは残念ながらできません。
同性でも他人の痛みやつらさを100%理解することはできないですよね。
ましてや私たちは男女で体の仕組みが全然違います。
もしも彼氏に「私のPMSを100%理解して!」と言う女性がいれば、「それは無理だよ。彼氏がかわいそうだよ」と伝えたいです。
それを踏まえて、彼女のPMSについて、少しでも理解してもらえたら嬉しいと思っています。
100%理解するのは難しいと思って割り切ることは必要。
でも、理解しようとすることは、同性でも性別が違ってもできることだと思いませんか?
大好きな人が自分のPMSのつらさを「理解しようとしてくれている」「受け止めてくれる」「上手に受け流してくれる」、それだけでとっても嬉しいし安心するものです。
PMSを受け止めてあげて、ときに受け流す
「僕は彼女のことが大好きだから、彼女が生理前になったら何よりも優先順位1位にして受け止めたい!」という男性がいるかもしれません。
また、「仕事も忙しいし自分のやりたいこともあるし、PMSの彼女のこと毎月毎月受け止めるの疲れてきた…」という男性もいるかもしれません。
1つ心に置いてほしいのは、あなた自身が疲れてしまわないように!ということ。
彼女のPMSを受け止めるばかりでは、あなたが疲れてしまいます。
ときには上手に受け流すことも大切です。
私も含めて多くの女性は、PMSで大切な人に当たってしまったり迷惑をかけてしまうことに申し訳なく思っています。
相手が受け止めてくれることに感謝しているし安心しています。
でも、自分のPMSのせいで相手が疲れてしまったり、ストレスを感じてしまうことは、PMSを受け止めてくれない以上につらいんです。
彼女もあなたも、2人ともがPMSに振り回されてしまっては本末転倒。
ときには受け流しつつ、あなたの気持ちにゆとりを持てる程度に、彼女を受け止めてあげてくださいね。
彼女のPMSの症状を和らげるためにできること
PMSのときの対応や2人の過ごし方について話し合う
彼女が生理前になるとケンカが増えたり、逆にお互いに気を遣って疲れてしまったりすることはありませんか?
PMSの症状はさまざまで、女性によって相手に“してもらえると嬉しいこと”が違います。
よかれと思ってしたことが、彼女にとっては“してほしいことじゃない”こともあるんですよね…。
だから、まずは彼女に「生理前は僕に何をしてもらうと気がラクになる?」と聞いてみてください。
彼女の希望を聞いたら、次は彼女がPMSのときに2人がどう過ごせばうまくいきそうか話し合ってみましょう。
1つだけ絶対守ってほしいのは、PMSの期間以外に話し合うこと!
PMS中にこういった話し合いを長々と始めると、彼女の「察してよ!」爆発を誘発してしまうこともあります。
お互いに気持ちが穏やかな時期にしましょう。
話し合っておきたいことは、例えば、
- 会わずにそれぞれで過ごしたい or 一緒に過ごしたい
- 家で過ごしたい or どこか出掛けたい
2人の過ごし方ですね。
体が疲れるから家でのんびり過ごしたい女性もいれば、出掛けることで気が紛れる女性もいます。
また、もしも彼女が希望をうまく言葉にできなさそうなら、例えば、
- 不安なときはハグをする?
- 外食したり映画を観たら気晴らしになる?
- PMSが終わったらしたいデートプランを家で立てると楽しめそう?
など、いろんな質問をしてみてください。
「私は映画よりもドライブの方が気晴らしになるかも…」「電話するのを減らしたい…」など、希望が聞けたらOKです。
PMSの期間だけはできるだけ女性の希望を受け止めてほしい…!と思うのですが、何でも受け止めて、あなたのストレスになってしまわないようにしてほしいです。
「こういうときは不安を取り除けるように、たくさんハグをしよう」
「こういうときは気が紛れるように、ドライブに連れて行くね」
「こういうときはケンカになりやすいから、会わずにそれぞれで過ごそう」
など、お互いにとっていい落としどころを見つけましょう。
お互いに気持ちよく過ごせる距離感を見つけられれば、PMSがきても不要なケンカや行き過ぎた気遣いもなくなります。
誉め言葉やポジティブな言葉をたくさん使う
生理前になると女性はマイナス思考に陥りがちです。
ネガティブな感情が黒い波のように押し寄せてきて、「自分はダメな人間」と思ってしまったり、些細なことにものすごく落ち込んだりします。
だから、彼女は一番信頼しているあなたに存在価値を肯定してほしいんです。誉め言葉は最高の特効薬です♪
普段あまり言わないですか?恥ずかしいですか?
では降臨させましょう、別人格を!
彼女がPMSで攻撃的になってしまうのも、別人格のようなものです。
お互い別人格なら、いつもは恥ずかしくて言えないような誉め言葉も言えそうじゃないですか?
自分がイタリア人になったと思って、彼女のいいところを褒めて褒めてアゲてアゲてみましょう。
私の夫はペラペラと「毎日どんどん可愛くなっていくね!」「世界で1番可愛い!」なんて言えるタイプ。
「今日晴れてるね!」ぐらいの軽さで言ってくるので、「心がこもってないなー」と返しつつ、自分の存在価値を肯定してもらえているように思えてなんかホッとするんです。
どーうしても言えない!という男性は、彼女と一緒にいるときにできるだけポジティブな言葉を伝えてみてください。
愚痴や不満を口にするのは控えて、「楽しいね」「嬉しい」「ありがとう」など、笑顔で伝えるだけで、彼女の心もやわらぎます。
言葉や行動を否定しない
あなたの彼女はPMSになると、すごく攻撃的になりますか?
小さなことがきっかけで、突然泣くこともあるかもしれませんね。
生理前は小さなことにもイライラしやすく、マイナス思考に陥りやすいです。
いつもならスルーするような出来事でも、彼女が急に怒ったり「理不尽…!」と感じるような言動を取ることもあると思います。
でも、彼女の言葉や行動を否定しないであげてください。
怒っている彼女と同じテンションで言い返したり、「そんなことぐらいで泣くなんておかしい」とか言ってしまうと火に油!
ケンカに発展するか、彼女が大泣きして天岩戸をさらにきつく閉じてしまいます。はっきり言って地獄。
少々理不尽だと思っても、とりあえず否定せず、謝ったり、悲しいと伝えてやり過ごすのも一つだと思います。
- 自分が謝ってもいいと思うところは「ごめんね」と謝ってまるく収める
注意や指摘をされたときに「ごめんね(まぁちょっと違うけど、謝ってまるく収まるなら謝っとくか)」ということってないでしょうか?
彼女のPMSに関わらず、普段からあることじゃないかなって思うんです、お互いに。
- 悲しい顔で「そんなこと言われたら悲しい」と伝える
怒って言い返すんじゃなくて、悲しいと伝える。
悲しい顔で冷静に伝えることで、彼女も自分がPMSで冷静さを失っていたことに気付くことも多いです。
また、彼女や女性が泣くのを見るのが好きな男性はいないと思います。
ですが、実は涙を流すことは、気持ちをスッキリさせるのにも有効。
なので、泣くことを否定したり我慢させたりするのは逆効果です。
- 彼女が泣いているときは、隣で話をよく聞く
話の内容が支離滅裂でもオチのない話であっても、反論したりアドバイスしたい気持ちはグッと抑えて。
「うんうん」と優しく話を聞いてもらえるだけで嬉しいです。
“信頼できる彼氏”が自分の話を聞いてくれたり肯定してくれることで、彼女は安心します。
体を気遣う
彼女は生理前になると、とにかく体がだるくて疲れやすいです。
体に何か重いものが乗っかってるのかなって思うぐらい、かなり気合を入れないとベッドから起き上がれないこともあります。
「おっと、ここは精神と時の部屋かな…??」って思うんです、本当。。
疲やすいため、アクティブなデートやいつもならできる家事も体の負担になりやすいです。
- デートのスケジュールはゆったりめに組んで、こまめに休憩する
生理前~生理中は貧血になりやすいため、いつものように動いていると急に体調が悪くなることもあります。
こまめに休憩をとって、疲れを回復しながらデートを楽しみましょう。
- 家事 → 彼女ができない家事はあなたが代わりにする or お金で解決
家事ができないとき、代わりにやってくれると嬉しいです。
でも、あなたも仕事で疲れて帰ったあとにいろいろと家事をするのは大変ですよね。
食事はデリバリーや外食にしたり、洗濯をコインランドリーで済ませるのはどうでしょうか?
あなたも家事ができないならお金で解決ということで!
PMSの時期は、彼女の体もあなたの体も気遣って過ごしましょう。
彼女のPMS期間をスケジュールに入れて予測する
彼女のPMSを感じたら、スケジュールに入れておきます。
すると、その28日~35日後ぐらいに「そろそろまたPMSがくる頃だな」と予測できます。(彼女の生理周期によります。)
まぁ、完璧に予測できたら苦労しない!というのが本音ですね。
たしかに、完璧に予測できるわけではないですが、心の準備ができるかなと思います。
PMSに悩んでいる女性には「そろそろまたPMSがくる」と彼氏に伝えることをおすすめしています。
宣言することでお互いに心の準備ができるし、ゆとりを持って相手に接することができると思うからです。
ただ、本人が思うPMSの始まりと、彼氏が思うPMSの始まりが違うことがあるんですよね。
本人が「そろそろまたPMSがくる」と彼氏に伝えた数日前から、彼氏は彼女のイライラを感じ取ってモヤモヤしてた…とか。
伝えられて初めて「あぁそっか、PMSだったのか」と納得するわけです。
2人ともがスケジュールに入れておくことで、実は本人が思っている数日前から症状が出てたと分かることもあります。
PMSがきたと早くに気付けることで、ベストな対応も早くできますよ。
デートや2人の予定も立てやすくなりますよね。
お互いに気持ちよく過ごせる距離感を見つけよう
お互いに気持ちよく過ごせる距離感。なかなかすぐには見つけられないかもしれませんし、見つかるまではお互いに疲れることもあるかもしれません。
ですが、2人が「どうしたいのか」を伝えていけば必ず見つかるはず。
彼女自身がPMSを治そうと努力することがまず1番に大切ですが、彼氏の協力も不可欠です。